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INTERVIEW

30代・男性/メーカー総務部

何でも屋から、仕組みをつくる側へ。

受けたプログラム:自分の取扱説明書(3ヶ月伴走)

オフィスのデスクで書類に目を通している会社員のイラスト
相談前
社内の何でも屋として頼られるのに、自分の専門性が何も残らない焦りだけが積もっていた。
その後
誰も手をつけていなかった効率化の企画書を書き上げ、上司に提出した。
Interview お話を聞きました

いま、どんなお仕事・活動をされていますか。

メーカーの総務部で、社内インフラの管理や各種手続きなど、バックオフィス全般を担当しています。

相談する前は、どんな毎日でしたか。「やりたいことがあるのに動けない」と感じた場面を、ひとつ教えてください。

社内の「何でも屋」として頼られるものの、自分の専門性が何ひとつ残っていない感覚がありました。営業部の同期が分かりやすい数字で評価されたり、転職して年収を上げたりしているのを見るたび、「自分はこのままでいいのか」と焦っていました。

夜、子どもが寝静まった後にパソコンを開いて、「総務 転職」「30代 資格」と検索しては、結局何も応募できずに閉じる。それを1年以上、続けていました。

「自分なんて」「今じゃない」で後回しにしていたことは何でしたか。どのくらいの期間、そのままでしたか。

社内での業務改善の提案と、自分のキャリアを真剣に選択し直すことです。「総務なんて誰でもできる仕事だし」「今から新しいことなんて」と自分を卑下して、1年以上後回しにしていました。

伴走を受けようと思った決め手は何でしたか。当時、何に一番モヤモヤしていましたか。

決め手は、このまま検索窓にキーワードを打ち込んでは何も決められない夜を、あと何年続けるんだ——と、自分に限界を感じたからです。

当時いちばんモヤモヤしていたのは、社内での評価は悪くないのに自分自身が自分の仕事に価値を感じられていないこと。そして、周囲の華やかな成果と比べて焦っているだけの自分でした。

申し込む直前、最後まで引っかかっていたことは何でしたか。

「妻になんて説明しよう」でした。費用がわが家にとってはボーナスの3分の1くらいでした。「怪しいセミナーに騙されてるんじゃないか」と思われるのが怖くて、結局、独身時代の自分の貯金から振り込んで、事後報告にしました。「何かを変えないと俺はダメになる」という切迫感の方が勝ちました。

進めるなかで「あ、そういうことか」と腑に落ちた瞬間はありましたか。それは、どんな問いや言葉でしたか。

「Sさんは、営業になりたいんですか? それとも自分の作った仕組みで人が喜ぶのが好きなんですか?」と聞かれたときです。

営業の成果をうらやましく思っていたのは「目立つ評価」が欲しかっただけで、自分自身は「社内の誰もやらない非効率を整えて、みんなが動きやすくなる瞬間」に一番喜びを感じているんだと気づいた時、スーッと毒が抜けた感覚がありました。

整理してみて、ご自身の”本心”や”譲れない軸”は、どんな言葉になりましたか。それまでとどう違いますか。

目立つ主役ではなく、誰もがスムーズに動ける仕組みを作る司令塔になる」でした。営業のような分かりやすい他人の評価軸で自分を測るのをやめ、総務という仕事のなかで自分の強みをどう活かすかに集中できるようになりました。

実際に踏み出した最初の一歩は、具体的に何でしたか。

社内でずっと誰も手をつけていなかった「ペーパーレス化と申請フローの効率化プロジェクト」の企画書を書き上げ、上司に提出したことです。

いま、以前と一番変わったと感じるのはどんな場面ですか。日常のワンシーンで教えてください。

日曜の夜の過ごし方です。以前は「また明日からあの雑務の日々か……」と胃が重くなっていましたが、今は「明日はあの効率化のテスト運用だな」と、自分の仕事として主体的に週明けを迎えられるようになりました。

逆に、うまくいかなかったこと・いまも変わっていないことはありますか。

突発的な雑用が重なって自分の予定が崩れたとき、「なんで俺ばっかり……」とイラッとする瞬間は普通にあります。また、他部署の昇進ニュースを聞いたときに一瞬「うっ」と嫉妬する癖も残っています。ただ、そこからズルズルと自分を責めることはなくなりました。

このことを、最初に誰に話しましたか。何と言われましたか。

終わったあとに妻に話しました。「実は自分の貯金でコーチングを受けてた」と伝えたら、最初は「えっ」と驚かれましたが、成果と自分の変化を話したら「まあ、表情が最近明るくなったから騙されてないならいいよ」と言われました。拍子抜けしましたが、安心しました。

コーチは、どんな関わりに近かったですか。

「絡まったイヤホンを、根気強く一緒にほどいてくれる人」です。自分一人だと焦って引っ張って余計に絡まっていた思考を、一つひとつ丁寧に解いて整えてくれました。

昔のご自身と同じように、やりたいことを後回しにしている方へ、一言いただけますか。

「自分には特別なスキルがないから」と諦めている人ほど、一回自分の頭の中を整理してみてほしいです。強みがないんじゃなくて、自分で自分の仕事の価値に気づいていないだけかもしれません。

※ 個人が特定されないよう内容の一部を調整しています。記載の変化はご本人によるもので、同様の結果を保証するものではありません。

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