やろうと決めたことがある。
資格の勉強。発信。転職の準備。副業の企画書。
道具は揃えた。
本も買った。
参考になりそうな人もフォローした。
ノートの1ページ目に、計画も書いた。
始めていないのは、その先。
デスクに向かう。
なのに、気づけば資料を「もう少しだけ」整えている。
構成を見直している。
関連する記事を、また1本読んでいる。
夜になって思う。
「今日も本題に入らなかった」
「やる気が足りないのかな」
「自分は行動力がないタイプなのかもしれない」
先に言っておきたい。
行動力がないんじゃない。
あなたは「準備」が得意すぎる。
準備と着手は、同じ「行動」に見えて、別のスキル。
準備は、失敗がない世界の作業。
調べても、整えても、誰にも笑われない。
着手は、失敗が生まれる世界の作業。
書き始めた瞬間から、下手な自分が記録に残る。
だから、準備が得意な人ほど、準備に留まる。
留まっていれば、うまくいっていない自分に会わずに済む。
これが、完璧主義というブレーキの正体。
「ちゃんとやりたい」という力が、
発進の手前で自分を守る方向に働いている。
やる気の問題ではなく、構造の問題。
構造なら、設計で変えられる。
コツは、意志を使わないこと。
設計は3つある。
①「終わらせる」を捨てて、「開始10分」だけを予定に入れる。
完璧主義のブレーキは、完成イメージに反応して踏まれる。
10分で終わっていい予定には、反応しない。
②下手な1個目を、先に作ってしまう。
最初の1本の投稿。最初の1ページ。
「これは練習」と書いてから作ると、記録に残る恐さが薄れる。
③準備がしたくなったら、「これは着手を遅らせる準備か」と一度だけ聞く。
準備そのものは悪じゃない。
着手の代わりになっているときだけ、ブレーキになっている。
あなたはサボってきたわけじゃない。
むしろ、ちゃんとやろうとしすぎた。
その真面目さは、発進のあとで一番効く力になる。
だから、足りないのは、やる気じゃない。